ドイツ人の水   
ドイツ人はとても水を大切にします。
水道の蛇口からの水は決して流しっぱなしにはしないし、流すときもちょろちょろ。野菜なんかもあんまりしっかりと洗わないので大丈夫かしらと思うほどです。

最初のころはなんて環境のことを考えて行動する人たちなんだろう!と感心していたものです。でもそういう世界的な環境問題や限り在る資源を大事にしましょう、と言う以前に、何でも節約が美徳、実は私がほとんど1番最初に耳から覚えた単語がSPARSAM倹約するという単語でしたから・・・・

多分それ以前に、節約倹約精神に由来しているところも大きいかも知れません。
ドイツの飲料水の主水源は地下水が60%河川や湖が30%泉が10%なのだそうです。

水はただではありません。

年がわかると言われてしまいますが、昔ゴーストライターだった自称ユダヤ人のイザヤベンダサンの一節を覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、日本人だけが水と安全はタダだと思っているというくだりがありましたよね。
その頃lは単純に、ああ、もともと彼らは砂漠の民だからと考えていましたけれど、どうもそうではないようで、ここドイツでも同様です。

お水もアメリカやオーストラリア,ニュージーランドそして勿論日本のように、レストラン等で、タダで当たり前のように出てくるものではありません。
ヨーロッパですわってお水が出てくるところというと、ウィーンのカフェぐらいしか思い当たりませんね〜。
お飲み物は何になさいますか?という質問があって、お水を下さいな、と注文して初めてありつけるもので、ましてやドイツにおいてはようやくありつけても炭酸入りというのが当たり前の世界です。

付け足しになりますが、スーパーに行ってお砂糖を探しても、グラニュー糖しかありませんし、お塩を探しても日本では高価な岩塩しかなく、両方とも、日本とは比べ物にならないくらい安い!(グラニュウ糖は1kgで約60円ほどですし、岩塩は500gでやはり60円ほどでしょうか?)

ドイツでは、こんなに私達に身近な調味料でさえこれほどですから、お水の常識の違いも当たり前といえば当たり前なんでしょうが、、、。