8月1日(木曜日)今日から8月サイトマップへ表紙へ水のお話へ
せっかくPCを持参したと言うのに、結局TOUR中は疲れてホテルに入るといつものように身体を横たえることばかり考えてしまう。昨日で7月がおわり、これで、シーズンも半分以上過ぎたことになる。
8月は他のエイジェントもいそがしいらしく、どんどん仕事が舞い込んでいる。でも身体はひとつだし、、、。税金のことも考えて、働き過ぎないようにしないと、それでなくても、目をむくほどの税金のかかる国なので、働いただけ馬鹿馬鹿しくなってしまう。これが、ドイツ人たちから勤勉な国民性を奪ったひとつの原因かも知れない。働いても働かなくても、手取りがそんなに変わらなければ、誰が働きたいだろう??
今月は現在で、20日間以上の稼働日数があるので、もう体の限界。
これ以上働くと、良いコンディションでお客様に接することはできなくなる。
我々には毎回通る道だけれど、お客様にとっては最初で最後にいらっしゃる場所であるはずの方々がほとんど。
どの場所も一秒でも長くいらっしゃりたい場所のはずなのを、旅程表のもとに進めていくのは時々つらいなあと、思うし、舞い込むお仕事に、NOと書いて送り返すのも、、アサインをしてくださってる方のことを考えると、少々つらいけれど、、、。
8月2日(金曜日)旅に出るということ
私が尊敬する人の中に精神世界の鉄人さんがいる。私も偶然は無く全ては必然と思っているうちの一人だとは思う。けれど、精神世界の本は読んでも、精神世界における専門用語?を覚えようと努力はしないし、無理に記憶に留めることもしない。スタンスとして、UFOを見たかも知れないと思っても、又異星人を信じても、自分の手から金粉がでてきても、何故なんだろうね〜、と、漠然と思ってみたりなんかするけど、だからなんなのさ?と、すぐ思い返してしまう。自分で解決不可能でありそうなことは、あんまり考えないことにしている、現実主義者なのかも知れない。

今回はからずも、彼鉄人さんのエッセイのテーマが旅だった。
彼の考え、旅の勧めとしては、人は、日常からの脱出として、旅に出るのだ。
視点を変えるために、、。非日常の世界を垣間見るために、、、。

因果な商売。私はこの非日常を、日常の生活の糧としている。

確かに、一番はじめに、初海外添乗は、私にとって、強烈だった。
大阪の伊丹空港からたった2時間ほどでまるで、別世界が広がる。
上海雑技団の公演、バントの夕暮れ、あの自転車の波。
多分お客様以上に、私は内心、興奮していたに違いない。
あの頃の中国は高額なTOURだった。中国が好きで、30年前の日本を思い出すからと、お客様の一人はこの同じコースに3回目だとおっしゃった。めちゃ、プレッシャーだったな〜。
夕暮れの上海に到着、、空港からホテルまでのあの光景、プラタナスの並木を走る自転車軍団の波、今でも目に焼き付いている。

幸せな私?この非日常が私の仕事なんだから、、。

さすがに添乗員を辞めて、陸に上がってから、ローカルガイドになると、初めての場所をお客様にご案内することは出来ない。その場所でのプロがローカルガイド。

私にとって、アフリカのサバンナでぼ〜っと、動物を見てるとき以外、どこに旅にでても、興味の対象が、視点がどうも旅人ではなくなる。仕事につなげてどうしても見てしまう。ホテルは日本人にむいているかとか、グループでどうやったら観光がスムーズに行くだろうかとか、勿論、歴史的なことから、お手洗いの場所まで、チェックしてしまう自分がどこにいっても、いるのだ。

やっぱり、因果な商売なんだろうか??

8月7日(水曜)偏屈ドイツ人
偶然食事をご一緒することになったお客様と、お話が弾んだ。

お仕事の関係でアメリカにはよくいらっしゃるらしい。
私は観光ならやはり歴史のあるヨーロッパにはまる。
雄大な自然もよいが、、そこに人間の刻んだ歴史があると、もっと面白いとおもってしまう。
お客様は、ヨーロッパとアメリカどちらがよいと言われたら、やはりアメリカなのだそうだ。

アメリカには暮らしたことは無いけれど、人間的にどっちが好きと聞かれたら、私もアメリカ人と言うかもしれないと思った。
ドイツ人はインテリと呼ばれる、呼ばれたい人ほど、アメリカ人を嫌いな人が多いと感じる。(統計は無い、笑)

ドイツって肘鉄社会。
法律で、決まっていることは守るけど、(法律で決まってはいないことに関しては肘鉄、カオス、弱肉強食)道義的に守ることがあるかとなると、???である。

面白い話をしてくださった。
沈み行くタイタニック号、ご婦人方を優先的に救難ボートに乗船させるため、船長の考えたアナウンスメント。

アメリカ人には、レディーファーストですので海に飛び込んでください。
イギリス人には、紳士の方は、海に飛び込んでください。
フランス人には、どうぞ救難ボートにご乗船ください。
日本人には、皆さん飛び込んでおられますので、海に飛び込んでください。
そして、ドイツ人には、規則ですので、海に飛び込んでください。
なーるほど、最後の2つははっきりと、当たってる!!とおもいましたけど、、。
皆さんは、どう思われますか?

最近とみに、ドイツ人嫌い病に又陥ってる私です。
この波が1年に何回かは襲ってきて、そのとばっちりを旦那は受けていますが、いやはや、ドイツ人のお説教好き、規則規則とうるさ〜い、と、時々叫びたくなります。
スーパーのレジのオバさん、DBの車掌、切符売り場ETC.ETC,、、、、。

このドイツで粋な大岡裁きなんて〜のは、存在しない!!
大体ドイツ人はって言葉からはかけ離れてるか〜、しゃーないな〜。全く!!
8月21日(水曜)物は思いようです。
あんまり、沢山あり過ぎて、どこから書き始めようか、、、??
ここのところ、チと落ち込み激しかったことは確かなんですよね。
あんなに晴れの日が続いていたお城のTOURで、大雨。
その日がよりにもよって50人のお客様の日だった。かわいそうなお客様。
でも前にも書いたとは思いますが、人数が多いと、なんと、時間を守ってくださること!!
そしてなんと、協力的な方々が多かったことでしょう。
ベビーカーをご持参のお客様も、さっと、機転を利かせてくださったし、足の悪いお客様は、レストランで待っていてくださった。きっと退屈でしたでしょうに、、。
集合時刻には、ぴったりで出発ができました。
もっとも、いつもは写真に忙しいお客様ですが、とれなっかったことも関係してるかも知れません。
全く、ついてないな、と思われたのにちがいなく、ガイドも、そんな時、悲しいのです。

そして、次の週に、いらっしゃったお客様方は、今度は34度近くまで上がった気温にぶつぶつ、、。
思わず、声に力を入れて、大雨より、絶対ラッキーでらっしゃいますよ〜!
こんなに晴れ上がった、綺麗な景色がご覧になれて〜。

ミュンヘンからフランクフルトへのTOURで初めてNO SHOW(お客様が現れないこと)があった。
500KMの距離の移動の日だし、そのついでに観光をするのも悪くないと考えられて、参加される方がほとんどのコース。
子供はFREEなので、大人一人と子供なら、このTOURに参加するほうが鉄道の正規料金を使うより安いかもしれない。
そして、翌日は大体、フランクフルトからご帰国もしくは、他の国へ飛ばれる方が多い。

出発時刻の10分前の集合時刻には、他の方々は既にBUSにご乗車で、スタンバイされていた。

NOSHOWのお客様がお泊りのHTLに電話すると、もうチェックアウトされたという。
規定通り15分お待ちし、朝早くて悪いと思ったが、担当責任者の非常用携帯に電話をした。
お客様がおかわいそうだとも思ったし、自分の判断だけで出発するのも、気が引けた。
いわゆる責任回避をしたい気持ちであった。
もうチェックアウトされていることでもあるし、ウイークデイなので、タクシーが渋滞しているのかも、と思ったりした。
担当者の指示に従い、名前の良く似ているもうひとつのHTLに間違えていらしたかもしれないと、そちらのロビーも探してもらい、いらっしゃらないので、コンシャルジュにメモを書いて残して、ようやく出発してもよいよいとのことだったが、既に出発時刻を25分も過ぎていた。
この日の行程で25分を取り戻すのは、並大抵ではない。
1分2分でも余計にその町を見ていただきたいのに、やはりどんどん出発時刻をずらす訳にも、ドライバーさんの労働時間もあるので、問屋が卸さない。。、大切な一刻一秒なのに、、。一体どこに消えてしまったのだろう??

途中BUSから担当者に電話してみると、なな〜んと〜、考えもつかない、とんでもないHTLでず〜と、待っていたとのこと。お客様の方が、待たされたと逆切れされて、某旅行社の説明書の地図が悪い!と、申し込まれた某旅行社の担当者を怒鳴られたそうな。
それって、???、、、。他の人たちは皆、集まってるんですよね。
前代未聞、の勘違いじゃ〜ないでしょうか?
CITY○○TONと、PARK○LTON、間違えても同じ○○LTONで、間違えるかな?とも思うけれど、
INTER CITYと、間違えるか〜???

幸いその日の交通量は少なく、ローテンブルグ出発の折には、10分まで遅れを取り戻した。
おまけにそのお客様、娘さんがこちら在住だそうで、ROTHENBURGまで、車で追っかけるとと連絡が入ったのですけど、待てど暮らせど、、、いらっしゃらない。
でも今回は、他のお客様がお集まりになった時点で出発しました。
これ以上まともなお客様に迷惑をかけらませんものね。
とうとう、そのお客様からは、某旅行社のほうにも、連絡が入らず、多分娘さんが予定変更をされたのかも??
それとも、鉄道を使われたのかも知れません。

でも、後で追いついたとしても、他のお客様の大切な時間を30分も盗まれた訳だから、白い目で見られるでしょうね〜。
きっと、それが理由で、そして、可愛そうな、某旅行社の担当者を怒鳴ったことを、反省なさったのかも知れません。そういうことにしておきましょう。
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8月23日(金曜)JAPAN WEEK
久しぶりにゆーみん姫と電話で話していて、今日はダルムシュタットのJAPAN WEEKの初日であることに気がついた。
おか@ふらさんも挨拶されるらしいし、岩瀬の旦那さんが、3EURと言う破格の値段で、日本食のインビスを出店されるらしい。ゆーみんも私も実はこれがねらいかも、、。