ノルデナウの奇跡の水12月1日探訪記

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11月ののある日、テロで仕事が全てキャンセルになった私はネットサーフィンで新しい企画になりそうな場所を探していた。以前から、タイトルのみは考えてあった行き先不明のTOURミステリーツアーを実現しようと思ったのだ。日本では、もう廃ってしまったが、このドイツで、それも本当のミステリースポットに行くことができたら、、と考えてのことだった。日本では行き先だけがミステリーで、実際は普通の観光地だったらしく、ワクワクして行ってみると、ナーんだッてことが多かったようだ。そして、検索に癒しの水と入れてみると,、、、?うん?日本ではあのみのもんたの番組も取り上げたらしい?ふむふむ、これは、自分の目で確かめるしかない、思い立ったらすぐ実行!あまり好天気ではなかったが癒しの水を求めてTOURを決行した次第。目的地は人口300人の知るひとぞ知る奇跡の水の村、ノルデナウ
あいにくの霧の日だったが、山の奥に入っていく雰囲気は、まさにミステリーって感じ。おう、結構そそられるじゃん?
行けども行けども山道、アウトバーンの発達しているドイツにもこんなところが延々と続いているか?まさに秘境だと思った。そういえば、以前マインツのグーテンベルグ博物館で、16世紀に活版印刷が広まっていく様子が描かれた地図があったが、このヘッセンからウェストファーレーンにまたがる森はまさに何のマークもなく、未開そのままだったことも思い出された。赤頭巾ちゃんの森もちょうどこのうらの森あたりか?アウトバーンから外れて2時間も走らないといけない場所も残ってるんだ!こんなことを考えながら、標識を注意深く見ながら、それでも目的地へは迷うことなく到着した。NETからプリントアウトした地図が役に立っていることは言うまでない。
まずは、もう2時近くなので腹ごしらえと、その洞窟より先にレストランに入った。






HTlの入り口。向かって右がレストラン。入ってすぐにHTLのレセプションがある。

この奇跡の水の湧き出る洞窟、ここはもともとスレートの採石場だった。その後、ホテル経営もはじめたTOMMES家が,気温が安定している採掘鉱をワインケラーにしていたのだが、。1992年のこと、このホテルの宿泊客のひとりにオランダ人がいた。オランダという国は、山がないことは、皆さんもご存知だと思う。そのオランダから来ることが出来るもっとも近い山やスキー場が、このあたりといえる。又、歴史的にもオランダのオレンジ候はNASSAUのオラニエンの出身だし、つながりも昔からあったのかも知れない等と考える。そのオランダ人は癒し系の心理療法士で、エネルギーを感じる人のようだ。彼がどういういきさつかは定かでないが、この昔の採掘鉱であるワインの貯蔵庫に入ったとき、エネルギーを感じたらしい。そして、そこから湧き出ている透き通った透明の水に注目したのだった。

美味しい食事そして、ドイツとは思えない親切なサービスに感激した後、レセプションで癒しの場所というべき採掘鉱へ入る入場券を購入する。ひとり12DM、10枚綴りで100DMである。そして、ちょうど3時、何も知らないままこの左の写真の入り口へと向かった。もうぞろぞろと、25〜30人ほどの人たちが奥へと入っていっていたので、我々も一番最後に、小走りに続いて入ることになった。幅が約1.5程の坑道を5〜60Mばかり進んでいくと,洞窟のような空間が広がった。我々は興味本位で案内人に日本人のグループも来るんでしょうか?なんて、質問などをしながら歩いていたのだが、、、、。
な、なんだ!この感覚は!!
その洞窟の広がりに出た途端平衡感覚が明らかにおかしい。身体がふわふわと宙に浮いているような錯覚にとらわれた。
一緒に来ていた友人のゆーみんも、きゃー、何か変よ、なにかしらね。この感覚は〜?旦那にも、何か変じゃない?と聞いたが特別に何も感じないらしい。
なんで〜、おかしいよ〜、とふたりで喋ってたら、旦那からお叱りが、、、
そうなのです!他の大勢の人たちは既に静かな瞑想の時間に没入していた。案内の人は、各人が持参してきたペットボトルや、ポリタンクにその奇跡の泉からの湧き水を黙々と注ぎ入れていく。入り口にはひとり2本までにしてくださいと掲示してあったっけ。約20分の瞑想の後、注ぎ終わった後外で待機していた係員が又現れ,それがどうもこのセッション?の終わりの合図らしい。持参の容器の他に作業台に並べられた人数分のコップの水を各人が味わう。その場で、そして待合室で、。素晴らしく透明な水、そして心地よい冷たさ。思わず美味しい!と叫んでしまった。注意書きには、心臓病や妊娠中の人は中に入ることを薦めないとある。やはり、何かのエネルギー、強力な磁場がやはりこの空間にあると考えざるを得ない。そして、私の平衡感覚が、あの空間に入った瞬間おかしくなったのも確かだ。案内人によると、ほとんど毎週日本へ航空便でこのノルデナウの水が送られているのだそうで、20Lで150〜60DMの輸送料金がかかるらしい。そして、ここにきている常連達の多くが、ノルデナウ現象を信じて、ある人はきっとわらにもすがる思いで、やってきているに違いないのですから。