2002年4月  
4月6日(土曜日)はれ〜!でも肌寒い、花冷え?青く澄んだ空が綺麗です。11.2度
昨夜、新しい会社の初仕事から帰宅した。
今日は、土曜だし、1週間OFFなので、買出しにあさからでかけ、その後は料理の下ごしらえと、掃除洗濯で1日が過ぎる。以下は、思い出しガイド日記。
4月3日(水曜

集合場所のHTLに行くと、既にお客様らしき人たちがうろうろ、、。
めっちゃくちゃ、久しぶりだなあ!と顔見知りのポーターさんが声をかけてくる。日本人GRPは彼らの良い(つまりポーターを使う)お客さんなのに、あのテロ以来、私同様に開店休業状況だったのだろう。
まだ集合の30分も前なのに、、。でも、それらしき人に声をかけるが違った。そうだった、ここは某他社のほとんど同じルートを走るBUSの集合の場所でもある。出発の時刻まで一緒なのだ。外で、ドアマンのおじさんとおしゃべりしていると、お客様のご到着〜。今回はここからはたったお2人のご乗車。天気予報で今日はさすがに雨は来ないだろうと、かさの案内はやめてトイレの場所のみご案内。程なくバスもやってきて、出発進行。ハイデルベルグでは、ここのお城で昨日挙式をされたHM(ハネムーナー)をハイデルベルクの観光の前にお迎えにいく。
お城の観光の折に、ぺんたさんのBBSで話題にののぼった、お庭のみに入るのにも、入場料が必要なのかどうかを、KASSEと係員に確かめるが、やはり年間を通じてお庭に入るだけなら入城料金は必要なしという。去年の4月には、入場料を取られそうになったという方々がいたのだが、どうも、このトランシバーおじさん怪しいようだ。BBS登場のお2人ともそんなら、行かないと、お金は払わなかったらしいけど、日本人観光客ならだまされるかもしれない。皆さんも、要注意ですよ!庭だけならお金は必要なし。お城の中庭に行くのは必要ですけどね。ほんと、気をつけてください。大人しくて、ゲルマンや外人に、ともかく弱い日本人は、ひっかかると思ってるんだ!あったま来るったら、ありゃ〜しないよ。全く!!
さてそれはさておき、今日は一寸風がきつくて肌寒かった。
ローテンブルグで、いつも使うレストランに本日休業の案内。では、と違う場所に行くともう満席。又次も工事中で休業。何て日なの!と、2時近くになっていたので、兎も角まだコックがいてお昼を食べさせてくれる店に入った。どっちかというと不正解でした。お客様ごめんなさい。時間の方が大事だから許してね。3時の仕掛け時計を見た後、解散。
ディンケルスビュールを予定の5分遅れで出発してMUNCHEN到着は19時45分。
集合場所以外のHTLに泊まられるHMのお2人に地下鉄の切符の買い方と、行き方をお教えしてから、今日の宿泊予定のHTLへと向かう。これから10月までここが私の常宿となる場所だ。会社が貸与してくれた携帯でフロントにTELして行き方を教えてもらったが、彼の言ったラインだと待ち時間があまりに長いので、路線図を見直して乗り換かえていくことにした。駅を下りてから、しばらく迷って、閉店しているトルコ人の果物屋さんで、道を聞く。ようやく、たどりついたら、チェックインしようとする人が私の前に2組いて、フロントのお兄さんは勿論たったひとり。途中で私のようにTELしてくる人もいたり、まして、私の前のファミリーは部屋が離れているから何とかしてほしいとごねたので、(でも満室)彼が説き伏せることができるまで、かなり待った。やれやれ、この荷物を置いてどこかレストランに出来るならサービスの早い中華料理にでも行きたい、おなか減ったよう〜と、ようやく手に入れたかぎを持ち、部屋へと向かった。この手の鍵は、はじめて見るなあと、かすかな不安を持ちながらも、、、。部屋の前に立ち、ドアを開けようとする。が開かない!電子ロックになっている丸いかぎで、ドアの突起物を抑える。そうすると青いランプが10秒間点滅するのだ。その間にその突起物をひねってドアを押すと開くはずなのだが、、。うっそ〜、あいてくれ〜!だが空しくときは過ぎてゆくのみ、、。そうするうちに、私の隣の部屋がどうも彼らの部屋のうちのひとつらしい、例のごねていたFAMILYが駐車場から荷物をもってあがってきた。母親は明らかに私よりも若く多分スペイン系。彼女は親切で、私の代わりに開けてあげると、大奮闘してくれて、あいた!この部屋の鍵はちょっと開けにくいから、フロントに言った方が良いといいつつ、、、。大感激のワタシ荷物を入れて、エヴィアンを一口飲んで、もうこのまま寝てやろうかとも思ったが、きっと途中でおなかがすいて起きるに違いなく、近くの中華料理屋を聞くためにフロントのお兄さんのところへ行く。私の疲れ果てた顔を見て、一言、ドアが開かなかったんだろう!というので、うなずくと、OKといって私の部屋へと又2人で向かう。彼もシックハックしながらもOPENできたので、私にこうだと練習させてくれたが、埒があかないし、ドアも勿論私では開かない。あ〜ん、10月までこれで、又悩みが増えるう!なんて思いながら、彼も従業員が夜番はたった一人なので、又、私はあけられないまま、又2人でフロントに下りたのだった。それから、中華料理屋を聞いたら、とおいよう!説明しようとする彼をさえぎって、ご免!悪いけどやめた。ともかくここから一番近いレストランを教えて!と。200M先にある、でも私は行き着くまで、何料理のレストランなのかを聞いてなかったが、どうでもよい、なんかおなかにいれなきゃという想いのみが先行する。お、シチリアのゴッドファーザー(又古いか)の映画に出てくるような、インテリア!マンマもいる。イタリア人したウェイター、と料理人風の人たち。店は、もう21時30分をまわってるのに、まだ私と同時に入ってくる人もいて、賑わっている。久しぶりのガイディングで疲れた喉にはアルコールは禁物と、心外だったがアップルショーレを頼んで、おにいちゃんに(まさしく、イタリアのにいちゃん)、なんでもいいから早くでてくるやつ、ピザでもパスタでもリゾットでもなんでもいいの。で、にいちゃん、何がでも欲しいの?何でも早いよ、ここは。私は内心うそつけ、とおもいつつ、ご飯が欲しかった。(飯食いなんです私)で、きのこのリゾットというと、マカシテ!わ〜、ホント早かった、まあ、ご飯はやはりリゾットなんで芯があったものの、サラダのあと、待っていたように、即出てきたあ。ホントに早いぜ、おにいちゃん。ドイツ人向けの量で、頑張ってはみたが全部平らげるのはさすがに飯食いの私でも無理だった。やっぱ、イタリア人は、ドイツ人より可愛いよなあ〜。と、思ってしまう。
明日の用意をして、ガイドの長い日は終わった。(24時30分就寝)
明日も、5時45分には、目覚まし、かけとかなくては、、。
お客様に明日は今日より歩きますよ。っていったら、うんざりした顔されたなあ。

4月4日(木曜)18年ぶりの再会!

今日も晴れてて、良かった。2つのお城を回るのに、一昨年の5月から予約制になって随分仕事がやり易くなった。でもそのお陰で10%もの予約料金を旅行会社は払わなくてはならず、まして、たかビーなお城サイドは(バイエルン州)団体料金さえ10名を越さないと年間で大勢送り込んでも、毎回の人数で支払わされる。いつものように、ミニバスに乗車。そして、マリエン橋にて降車したときだった。思わず、私は目を疑った。こんなことがあっていいものか!向こうから、坂道を降りてくるあの2人。もしかして??私があんまり立ち止まって凝視するので相手も気がついた。そして、YUKINKOさん!じゃない?こんなところで、信じられない!!とお互いに連発しあった。お客様に先にマリエン橋に行っていただき、しばらく立ち止まって話をせずにはいられなかった。昔本当にお世話になったそして一緒に英語を勉強させていただいた千葉にいたころの、ご近所の一番親しくして頂いていたご夫妻だったのだ。あののち、引越してから、私も人生色々あったので、音信不通になってしまっていて、でも、時々どうしてらっしゃらるか、先日などはあまりみない夢にも出てこられて、ちょうど思い出していた矢先だったのだ。こんなことって、やっぱりあるんだ。多分ほんの5分間ほどだったが、連絡先を頂いたのでこれで音信不通にピリオドが打たれるはず。勿論我々がいた団地からは引っ越されたようだ。記念写真をとっていただき、今回はお別れ。でも、絶対これは何かの縁なのだとおもう。世の中に偶然はありえないというのが私の持論でもある。私からも連絡しなくては、、。
リンダーホフ城では、内部見学のあと、グロッテにも、ちょうど時間があっていくことが出来た。
帰り、全員でビアホールと街中を見学して、地下鉄の切符も一緒に買って、乗り方も伝授し、夕飯を5にん全員で最後の晩餐。(とはいっても2日間だが)今回参加のお客様は皆お若くて、私の子供たちとしても可笑しくない年代のひとだ。楽しかった!
お二人がデジカメを持ってらしたので、忘れなければ、メイルで写真を送ってね!とお願いをした次第。
ウェディングの写真送ってくれないかなあ。かわゆいわんちゃんの写真も欲しいなあ、、。
もし送ってきてくださったら、公開させて下さいね。宜しく!
支払いを済ませ、皆さんもう少し残っていらっしゃるとのことで、私は明日があるので失礼させていただいた。
まだ19時50分だったので、開いている洋服屋さんを閉店まで覗いて、地下鉄乗り場へ。ちょうど、行ってしまったらしく、ベンチにすわり、もう1台を待った。そして次の地下鉄に乗り込み、ぼ〜と窓から外を見ながら2駅目へ来ると、うっそ〜!!お客さんの女性2人組みが、何でこんな駅にいるの?2人は明らかに何かを探し回っている様子。又又、今日は目を疑った2回目。あっそうか!SバーンとUバーンを乗り間違えたに違いない。そう思いついて、次の駅で私は下りて、反対のホームから次の地下鉄にのり、彼女達のいた駅へ。でも、もう姿はなかった。ホテルにたどり着いて、もうしばらくしたら、電話をかけようと集合場所のホテルの電話番号を探すがこんなときに限って地図にも番号はなく、ガイドブックも持参してなくて、電話帳もなく、、、。ドアは案の定また開かなかった。ちょうど、通りかかったまたあの昨日のファミリーの男の子が開けてくれたのだ。だから、フロントへおりて行くのも躊躇され、結局家に電話をして、旦那に調べてもらい、ようやく彼女達にかけることが出来た。心配したがなんとかホテルにたどり着けたようだ。SとUを乗り間違えたことに気がついて、もう1度戻って乗りなおしたようだった。Sのホームに行くには、Uのホームを抜けないといけなかったようだ。でも帰りつけてほんとうに、良かった!ほっとした。彼女達の姿を見なければ勿論心配はしないのだが、見てしまった以上、連絡がつかないと眠れなかった。これで、ゆっくり湯船に浸かれる。このホテル、バスタブ付きで本当に助かる。ベルリンでストレス溜まったのは、最初の4泊もしたHTLにはシャワーしかなかったせいもあると思った。ご飯と湯船は私には必要不可欠の代物だと改めて確認する。
4月5日(金曜)たったおひとりのお客様

集合地のホテルで待っていると○○さ〜んと私を呼ぶ声。昨日の彼女達だった。今日は、ニュンヘンブルグ城に行きたいといってらしたので、早速コンシェルジュに、どこから17番の路面電車に乗っていくか、一緒に尋ねた。荷物を飛行場に行くまでは預けたい旨も伝えていると、ドライバーの○○さんがやってきて、そこに立ってる人がきっと今日のお客様だよ。と。今日はなんとおひとり様でFRAまで走るのだ。たぶんこの行程で、ドライバーとガイドを雇えば1日、日本円で10万以上にはなってしまうだろう。
途中、これからどうなさるのかをお聞きして、吃驚。
おひとりで、ライン川からベルリン、プラハと電車でいらっしゃるらしい。ドイツ語は勿論英語も喋れないとのこと。昨日はMUCの友人が手配してくれた民宿に泊まって、今日のFRAでも、中国人の人が経営する部屋に予約が入っているのだそうだ。今日は、電車で40分かけて集合場所へいらして、明日も、中央駅まで30分はかかると思う場所に、泊まられるようだ。休みの取れない日本の男性の方が、1週間で色んなところを回られたい気持ちは、わからないでもないけれど、、。結局、お知りあいの方が住んでいらっしゃるミュンヘンはプラハから戻られた日、それも夜行で朝到着、そして、翌日はもう帰国されるそうだ。わるいけど、このお知りあいの方、面倒見るのを回避しようとしてらっしゃるな?と思ってしまった。その知り合いの方が作られた行程表を眺めて、困った様子のお客様をほうっておくことも出来間無いので、中央駅にバスをつけた後、1時間以上お付き合いしてしてしまった。昨日日本から着いたばかりで、ホントに何もご存知無く、色々聞き出そうとしたけれど、多分口を濁されるところを見ると、ヨーロッパも初めてとお見受けする。どう考えても、おひとりで、切符すら買えそうな様子ではない。以前、私もオジがいろんなところを旅行しているし、自分で彼は何でも出来るんだと私の方が思い込んでいて、そんな人のための予定を立てていたのだが、実際には、何にも出来なくて困ったことがあるのだ。このお知りあいの方も、もしかして、このような思い違いをしていらしたのかも知れない。DBの窓口で、ジャーマンレイルパスを買ってさしあげ、利用方法も聞いて、民宿までのSバーンのホームも切符もご一緒して買った。とても、礼儀正しくて、何度もお礼をおっしゃるので、恐縮したが、後で考えると、自衛隊のひとかな〜とも思った。(でもこれはあくまで推測、ご自分自身を自分といわれることや、髪の毛を非常に短く刈られていること、ジャージーをお召しで、ドライバーさんなどはカンフーの真似をしていたしなど、から)もし間違っていたらごめんなさ〜い。

旦那に電車からTELをして駅から直行で今日は、いつもの中華料理屋へいったのだった。
そしていつものエンテ(鴨)を頂いた。レストランの親父は、日本食を4月の中旬にやるからこいよ!と営業していた。お寿司とうどんだそうな。どんなものが出てくるのか興味はあるけど、ドイツ人にこんなもんが日本食とおもわれたくないような物が出てくることはほぼ間違いはないだろう。
4月9日(火曜)
昨日、私の尊敬するUさんからお電話があった。日本に帰られていたので、もう2ヶ月ほどお会いしていない.。聞けば、日本でXPの入った東芝のNOTEを買われたらしい。メイルはいただけるのだが、こちらからのメイルが読めないとのことで、HOTMAILを一緒に作りましょうと、いらしていただいた。今日はじめてみるXP。全然違うので戸惑ってしまうが何回かテストの末、メルアドが取れた。旦那がお昼に帰ってきたので、ご一緒に持参していただいたお刺身をもう本当に久しぶりに頂く。FRAにでても、日本食に2回続けて行かなかったので、日本食に飢えていたのである。毎日FRAに通勤の方々にとっては日本食も珍しくはないだろうけれど、こんないなかにいると、日本食欠乏症で、薬が切れたときのように無償に食べたくなる。そういえば、ベルリンでも行かなかった。もう2ヶ月近く日本食レストランに行っていないのだ!今度FRAに出かけたら誰がなんと言おうと、私は別行動しても一人でも日本食をたべるぞ〜!!今日のお刺身が、私のおなかに思い出させてしまったようだ。それにしても、U様有難うございました〜。