ゆきんころじー
第3話   成人式ってなんじゃい?

私が若かりし?頃は、1月15日だった成人の日がいつのまにか1月の第2月曜になっていたことに初めてきずいたのが去年の成人式の暴動騒ぎでした。今年の成人式は各自治体も対策を1年間練って考えたようで、ほとんど何事もなくすぎたようですね
式が存続すべきかどうか去年は随分取り沙汰されましたけど、ここドイツでは式と名のつくものがいっさいないんです。
入学式、卒業式もないんですから、始業式、終業式などは勿論なく、成人式???の世界です。
戦前までは、日本はプロシアから憲法も教育制度も見習っていたようですが、戦後はご存知のごとくUSAにどちらも見習うようになりましたよね。
ドイツは頑固にドイツ人らしく見習わなかったというか、4カ国に分割統治されてましたからねえ。
従いまして、教育制度は日本の戦前の帝国大学、旧制中学高校の感覚が旧態前とそのまま残っているって感じです。博士様、修士様、学士様って言う感覚がどうも強いような気がします。。
連邦には、文部省もなく、教育文化芸術にかんする最高府は、州に権限があり、したがって州によって、多少の違いが出てくる。そんな制度なのでひとくくりにドイツの教育制度は、、、なんて言う話もできない。
色々日本でもドイツの教育制度の本が出版されていますが、いずれも、どこかの州を例にとってという形になっています。
これについて書き始めると止め処がないので制度の話は、うんざりなんでやめときます。

まあ、式がないのは、この制度とも関連してるんですが、小学校から落第ありなんで、日本では成人式の同窓会化なんて話も出ているようですが、同級生(同年生?)が毎年変わることになるドイツでは、たとえ成人式があっても、そんなふうにもなりえないし、、、。
 
旦那の話では、公には親と一緒なら16歳からタバコOK、酒場でというのなら18歳から酒も
タバコもOK.でも実際には10歳くらいからやり始めるのが普通のようです。
ディスコBUSなどという真夜中走るBUSもあって、こんな場所ではティーンエイジャーで麻薬に手を出す子も非常に多いのが現実です。
日本では、まだ可愛くクラッカーや、罵声を式辞を述べている知事などに浴びせたそうですが、以前のコール首相なんかは、学生達によく卵をぶつけられてるシーンがあったし、そういえば、外相のフィッシャーもだれかから、ペンキをかけられてましたしね。
 成人式を迎える世代が学級崩壊の始まりの世代としてとりあげられてましたが、ふらふらと他の教室に行ってしまう子を容認する教師も、こちらにはいるようです。
子供のしたいようにやらせてあげることが1番と考えるような。
 
参観日も決められた日はなく、親はいついつ参観したいと教師に申し出て、その日OKの許可がでれば、基本的にいつでも参観を許される。
日本のPTAあたる集会は、大体夜8時から10時に催される。(これは父親を出席可能にするため。)
土曜日の午前中教師が教室にいる日を設けて、(1学期に1度くらい)
子供、学校等の質問を受け付ける。
小学校は25人までの定員制の州が多いようです。
 
ドイツで集団で集まってという場合、まーず、うるさいでしょうね。
ともかく、黙って座ってるやつはそれこそ馬鹿!と思われますから。
大人しくて言われた事に口応えしないで素直に聞く子の評価は、もしかしてあのこ
馬鹿なんじゃない、頭がオカシインジャナイって、感じです。
日本だと多分うそというのは、それをつくこと自体が悪いこととされるでしょう?、
たとえば、宿題を忘れてきた子がうその理由を考えた、それがうそとはわかるが、子供にしてはうまく考えられた理由なら、うそをうまく考えられたということのほうが、宿題をわすれたことより、評価が高い、つまりいかにしたたかに振舞えたかと言う事の方が受けるんですよね。
私なんかからすると、逆にばかばかしい単なる揚足とりにすぎないわ、そんなんに反論することすら大人気ないと思っても、そんなんに反論しないと、やっぱりあいつは、馬鹿だから反論もできないと、さげすまされるのが、オチなんです。
 
それじゃ、ドイツって、だらだらずーとけじめなく、大人になるのかなあって考えると、男の子の場合、兵役義務もしくは、これを回避したければ社会奉仕義務があり、この時大人として、それこそ初めてこてんぱんに、しぼられるみたいです。
 
あああ、あんまり価値観メンタリティーが違いすぎて、何から手をつけたら、、、。